winny作者 47氏逮捕って聞いたんだけど

ほんとに?ああ、本当なのか・・・
京都府警、Winny開発者逮捕〜事情聴取では47氏が違法性を認める発言も

 京都府警は10日、ファイル共有ソフトWinny」の開発者である東京大学助手の男性を著作権法違反ほう助の疑いで逮捕した。京都府警本部ハイテク犯罪対策室と五条警察署が、10日午前7時52分に自宅で男性を逮捕しており、同時に東京大学大学院情報理工学系研究科など数カ所の強制捜査も行なわれたという。
 逮捕された男性は、2ちゃんねるなどでは“47氏”と呼ばれている人物。京都府警が2003年11月にゲームなどを違法に公開したとしてWinnyユーザー2人を逮捕した際、47氏の自宅からWinnyソースコードなどを押収し、任意の取り調べを行なっていた。
 京都府警では、「2ちゃんねるなどに掲載されていたWinnyの開発意図から、著作権法違反ほう助の疑いを適用した」とコメント。逮捕後の事情聴取では、「男性はWinnyについて、『著作権法に違反する行為を助けた。逮捕されるのも仕方のないこと』などと容疑を認めている」という。

Winny開発の東大助手を逮捕 著作権法違反幇助容疑

「故意」の立証が争点に Winny開発者逮捕

著作権法への挑発的態度」が逮捕理由 京都府

著作権に関する概念」は、いい加減変化せざるを得ない時期に来ている。俺には何にもアイデアがないけれど、既に何かを思いついてる人もいるんじゃないかと思う。逮捕されたり色々あるとは思うけど、我々はこういう方法でこの先を模索してくほかないのかも知れんよ。
京都府警は独特の風土と数々の黒歴史で知られる伝説的珍集団ですが、今回の逮捕は恐らく妥当なものなんだと思います。心情的には納得できないところもあるけど、47氏自身が完全なる確信犯だっただけに、「著作権法違反幇助の容疑」とか言われちゃうともうどうしようもない。そして我々は鍛えられていく。俺には何にも出来ないけど、47氏に続く誰かがきっと突破するはずだ。全く新しいカネとモノの流通システムを編み出す人が必ず出てくる。いずれ現行のポンコツ著作権法は瓦解するよ。



一応誤解されないように書いておきますが、俺は著作権は死守すべきものだと思っています。芸術家が食えない世の中は最悪です。違法コピーには反対だし、違法性のあるP2Pの使い方にも反対です。でもP2Pと言う技術は現にある。水と油みたいに思われてますが、P2P技術と著作権、どっちも損なわない方法は多分あるはずなのです。ないかもしれないけど。それはきっとモノ・情報の配布の方法から対価の支払い方まで、何もかもが新しい超国家的なものになる・・・と言う気はするのですが具体的には全く想像つかない。て言うかそんなもんやっぱりないのかも知れない。でも誰かが思いつくはずなのです。多分。
47氏は犯罪幇助と言う形で「P2Pと言う技術は現にある」と言う現実を新聞の社会面に載るレベルにまで知らしめました。捕まっちゃいましたが。残された我々は、この技術を、あるいは著作権のあり方を、次の次元に持っていくことが出来るのか?それともここが行き止まりなのか?結論が出るまでに、また47氏みたいな過激なチャレンジャーも出てくるでしょうし、もうちょっと穏健なやり方でやる人も出てくるでしょう。皆が幸せになれるゴールを目指して、何だか分からない追いかけっこが始まっている気がするよ。