ニコンD70一面広告

今日の読売新聞朝刊に、ニコンのデジタル一眼D70の広告が出ていた。
・・・欲しい。
あともう少しだけ銀塩のみで粘ることに決めてしまったので、このD70野郎は敢えてスルーせねばならないのだが、結構プルプル来ているのです。正直言って、辛い。買うなら絶対に今なのだ。今D70を買えば、ダイアルアップからADSLに乗り換えたときみたいな、「うっへぇ今までのは一体何だったんだ」的快適さが少なくとも1年半ぐらいは持続するはずなのだ。1年で何もかもが風化するデジタル機器の流れの中では多分これは破格の製品だ。根拠無いけど。
コンパクトデジカメは結局我々を36枚撮りの呪縛から解放してくれなかった。便利は便利なんだけど、真の意味で写真の代用になるほど綺麗でもなかったし、「記録」の用途を超えた「綺麗なものを綺麗に撮りたい」と言うような願望にはやっぱりあんまり応えられなかったのだ。が、KissデジタルやD70ならば、恐らくそれが可能だ。シャッターを切るたびに「写真撮ったー」「でもデジタルだから何枚でも撮れるー」と人をホクホクさせるだけのパワーを奴等は備えている。気がする。所詮パソコン周りのデジタル家電でしかなかったコンシュマー向けのデジカメが、この2台によって遂に写真機と呼べるものに達した―なんて言ったら誉めすぎかも知れないけど、いい線行ってるんじゃないですかD70。誰か買ったら貸してよ。きっと返さないけど。
フィルムの入っていない銀塩カメラのシャッターを無駄に切りながら、デジ一眼ってこんな感じだろうな、何枚でも取れるんだよな、いいな、などと思っている。買わないけど、欲しい。