日比谷映画、みゆき座が閉館へ

老舗の日比谷映画みゆき座が閉館へ
 長い間、映画ファンに愛されてきた日比谷の映画街が姿を消すことになりそうだ。東京・有楽町にある東宝本社ビルが老朽化により建替えられることになり、同ビルの1階、地下1階に位置する日比谷映画劇場(612席)、みゆき座(710席)が来年3月末に閉館することになったため。
 日比谷映画(旧名:千代田劇場)、みゆき座は共に57年にオープンし、日比谷映画は千代田劇場時代には日本映画、84年に旧日比谷映画劇場から名前を譲り受けてからはアクション系の作品を多く上映、一方のみゆき座はオープン以来、一貫して女性向けの作品を多く上映してきた。
 東宝によると、新たに建替え後も映画館は新設せず、有楽町近辺の直営館を中心に運営する模様。また、来年3月の閉館時には、イベントの開催を検討しているとのこと。みゆき座の閉館番組には、同館の動員記録を持つ「エマニエル夫人」のリバイバルを希望したいところだ。

東急文化会館の消滅後も意外なほど地球は健やかに回り続けており、日比谷映画みゆき座が無くなっても多分我々はまたすぐに慣れてしまうのだろう。でも寂しいよね。景観的にもね。て言うか夏場とか足りるんですか映画館。
下妻物語の事情がとっても理解できる地方在住者としては、シネコンの増加はとても嬉しいことだし、シネコンならではの雰囲気も俺は大好きなんだけど、やはり都心部の古風な大劇場には残っていて欲しいわけで、しかし日劇PLEXなどという不思議な横文字を加えてみたりする東宝のやることだから何にも期待できそうになく、諸行無常の鐘の音は今日もガンガンと響き渡るのです。