「M:I-3」、新監督にジェフリー・エイブラムス

「M:I−3」、新監督に「エイリアス」プロデュサー
 ジョー・カーナハンの監督降板が伝えられたばかりの「ミッション:インポッシブル3」だが、新監督にはTVシリーズ「エイリアス/2重スパイの女」の生みの親J・J・エイブラムスが決定した模様。劇場映画としては初メガフォンとなる。キャストは主演のトム・クルーズほか、ヴィング・レームズ、キャリー=アン・モスケネス・ブラナースカーレット・ヨハンソンらが予定されており、来月からベルリンで撮影が開始される。

だそうです。ジェフリー・エイブラムスは「フェリシティの青春」や「エイリアス」などのBS系海外ドラマの製作総指揮をやってきた人で、映画は初めてとは言え「エイリアス」をバカみたいにぶち当てた人ですから いまや大物は大物なんでしょう。「フェリシティ」以前は映画の脚本も結構やっており(と言うか元々はそちらが本業)、「アルマゲドン」ではラジー賞にノミネートされていたりもします。経歴を見るに細かい突っ込みは勢いで薙ぎ倒すタイプの超娯楽志向の脚本家であることは間違いなさそうです。
ちなみにどう見ても「リーサル・ウェポン」シリーズのスピンオフとしか思えなかったダニー・グローバージョー・ペシ主演のアメリカ版釣りバカ日誌「ゴーン・フィッシン’」の脚本もこの人だったそうで、個人的には望むところと言うか、得も言われぬ期待感に包まれているところです。
「M:I-3」に話を戻しますが、本作の脚本はフランク・ダラボンディーン・ジョーギャリス(「ペイチェック」「トゥームレイダー2」の脚本家!)、ダン・ギルロイ(「フリージャック」の脚本家!レネ・ルッソの旦那)らが既に完成させており、カーナハンが去った今、M:I-2」を超える馬鹿テイストも射程内に入ってきました。カーナハンとダラボンの名前にカモフラージュされて気づきませんでしたが、何しろ「フリージャック」で「ペイチェック」な布陣です。撮りようによっては壮絶な馬鹿映画になる可能性も秘めているはずです。新監督には是非そっちのテイストで押して貰いたいと思います。馬鹿の方で。