ムンクの「叫び」が盗まれたことについて

旅行で北欧を巡った友達の土産話で、
ムンクの『叫び』の空の色がおかしい理由が分かった。空が実際そんな色してた。
と言うものがあった。
ゴッホが描いた風景画なんかも不思議な色彩をしているが、よく考えてみると向日葵はキチンと向日葵の色をしているし、ゴッホがモチーフに使った静物(本物)と絵を見比べたときも意外に普通な印象を受けた記憶があるし、ゴッホおじさんは実際に物を見ながらでないと絵を描けない馬鹿正直な画家であったと言う話も聞いたことがあるので、いつか僕もアルルに行ってみたいです。でもアルルってどこにあるんですか。フランスですか。遠いね。行けないね。話が飛びましたね。
「叫び」は一体どこに行ってしまったのだろう。心配だ。絵の中の彼もいつも以上におののいていることでしょうねーなどと軽口叩くのも気が引けるぐらい心配だ。盗むのは勝手にしろよと思うけど(10年単位で待ってれば必ず表に戻ってくる・・・いや、だから盗んでもいいってことではないんだけれど)、破損だけは勘弁して欲しい。名画は人類の財産だ。ちなみにムンク本人は絵の保存状態とかに全く頓着しない変な人であったので、今回の事件に関しても「盗まれるのも作品の一部」などと言ってあの世で一人悦に入ってるかも知れない。天才は困る。