ゴッセンの単体露出計を購入

カメラ用品の話です。露出計が内蔵されていないボロカメラの使用頻度を上げるため、出来心で単体露出計を購入してみました。と言ってもプロが使うような凄いやつじゃなく、携帯性重視の廉価なものです。
ゴッセンのデジシックスと言うデジタル表示の機種で、無駄に温度とかも測れる優れ物です。が、体温とかも関知しているらしく常に嘘くさい表示をします。と言うか常にやたらと高めに出るんだけど、これは壊れているのだろうか。
使用感ですが、とにかく小さくて軽いのは素晴らしいです。「手のひらサイズ」などと言うと携帯電話とかを思い浮かべると思いますが、そんなもんではありません。ちょうどガシャポンに入ってるプラスチックのオモチャみたいな感じを想像してもらえるとピッタリかと思います。勿論そんなには小さくないのですが、感覚的には本当にそんな感じです。俺はポケットに小銭以上のものが入っていると違和感を覚えるデリケートな人ですが、これなら全然セーフです。尻ポケットに入れたまま椅子に座って破壊しないよう逆に気を遣わねばなりません。
肝心の露出測定ですが、デジタル表示と言っても自動で表示されるのはEV値だけで、使用者はその数字に従って外縁のダイアルを手動でチリチリ回し、適正な絞りとシャッタースピードを知ると言う仕組みになっています。EV値からシャッターと絞りの組み合わせを瞬時に思い出せる人は問題ないと思いますが、ダイアル上の数字が詰まりすぎて見づらいこともあり、素人的には少々かったるい気がします。見やすさや使い勝手ではアナログ追針式に劣っていると思います。またコンパクトさを優先したデザインの都合上、光球の位置が微妙です。入射光式で使う際には少々不便さを感じるかも知れません。反射光の時の測光角度は25度で、こちらは使いやすいです。
セコニックのツインメイト(L-208)と迷う人が多いと思うのですが、携帯性を追求したい人はデジシックス、見やすさを優先したい人はツインメイトが良いでしょう。