いかに食品安全委は日米交渉に巻き込まれたか

米国産牛肉輸入問題について「ビデオジャーナリスト神保哲生のブログ」より。プリオン専門調査会による審議が、官僚の判断でないがしろにされてゆく経緯が書かれています。ちょっと長めの文章ですが、興味深い内容なので昼休みにでも読んでみてください。

「10月15日の諮問を見て、私はもうこれはダメだなと思いました。やはり最初の20ヶ月の線引きがまちがいの始まりでした。線引きはできないといったのに、無理矢理線引きが行われ、その線引きを前提にズルズルと話が進んでいった。一旦あそこ(線引きの前)に戻って再出発しない限り、私はここでの審議内容に責任が持てない。そう考えて、抗議の意味も含めて私は辞表を出したんです。だって、私たちが何を言っても、出てくる結論は結局は役所が自分たちに都合のいいものを勝手に出してくるんだとしたら、私たちがどんなに真面目に議論しても意味がないではないですか。」

アメリカではBSE問題ってどんな風に扱われているんだろう。あんまり怖がってないように見えるのはなぜなのだ。俺が怖がりすぎなのかなあ。