gyaoで「U2のヨシュア・トゥリーが出来るまで」を見た

見た。内容から推察するに、「SWEETEST THING」のシングルを出した後ぐらいに作られたドキュメンタリーであろうと思います。99年〜00年あたりか。gyaoの「音楽」チャンネルで4/1(土)正午まで見られます。
91年の「ACHTUNG BABY」に衝撃を受けすぎた影響で、ZOO TV〜POP MART時代のU2には本当に入れ込んでおりました。マレットな髪型と鬱陶しい白旗を誇示しつつ意味不明に高いところに登っては人々を心底イヤな気分に陥れていたボノ、何かを隠すためにバンダナを巻いてるようだけど明らかに禿げているエッジ、犯罪に巻き込まれて脱退しそうなムードを常に漂わせていたアダム、忍者のごとく存在感を消しているラリー、四人揃ってU2、神秘の田舎からやって来たU2アメリカ大好きなU2、ルーツな感じにやられてるU2、そんな連中がいきなり「ACHTUNG BABY」だもの、そりゃ驚きますとも。東京ドームで行なわれた公演には全部行ったし、「Bullet The Blue Sky」の演奏時に散布された偽ドル札だって持っている。高いくせに何にも映ってないブートのライブビデオも買っては見ていた。あれは面白かったけど無駄な買い物だった。うーむ。懐かしい。と言いながら、何だかつい最近って気もするんだけど、数えてみると10年以上も前なんですよね。10年って!10回繰り返せば大体の人は死んじゃう時間だぜ。時間って加齢とともに本当に加速するんだなあ。
で、番組の話ですけども、なかなか出来上がらない「where the street heve no name」に業を煮やしたイーノが事故と見せかけてトラックを消そうとした騒動がイーノ本人の口から語られるとか、FLOODの容姿がびっくりするぐらい普通のおっさんでビックリだとか(もっといけすかない感じの若者かと思っていたのだ)、やっぱりみんな「ジョシュア」と発音しているとか、思い出話とともに没素材がちょっとだけ聴けるとか、エッジって誰かに似てる気がするけど戸田誠司小泉純一郎?分かんないけど絶対に誰かに似てるとか、アダムのメガネの度が異様に強いとか、ラリーがいつも通り地味だとか、ファンとしては盛りだくさんの内容でした。久々に見た「SWEETEST THING」のクリップも楽しかった。
U2と言うバンドはやっぱりどう頑張ってもダサい上、張り切ったところでどうにもズレてる人々ですが、番組の中でイーノも指摘している通り、そう言う天然っぽさこそが彼らの強みなのかも知れんね、と思った次第です。