ロンドンブーツの人を見た

青信号の横断歩道をテクテクテクと歩いていたら、一緒に歩いていた同居人が「あれを見ろ」と言う。言われた通りにそちらを見ると、ロンドンブーツ1号2号の田村淳が満面の笑みを浮かべながら赤信号を待っているところであった。やたらと楽しそうにハンドルを握っていたけれど、あれはどっかに遊びに行く途中だったのだろうか。どうでもいい話だが、こうした意味のない偶然に出くわすこともある。
一方で、この偶然はロンドンブーツ1号2号の田村淳にとっては偶然でも何でもなかったわけで、これらの偶然は一方的に照射されるのみなのだった。単なる言葉遊びだが、アイドルとは文字通り偶像なのであり、彼らは今日も大量の偶然を撒き散らし続けるのだなあ、などと心に染みた土曜の朝だった。有り難いか有り難くないかは別として。