どーもくん、世界へ

NHKのどーもくん世界デビュー…169カ国・地域で視聴可能
 NHKのイメージキャラクターとしてテレビスポットに登場している「どーもくん」が世界デビューすることが13日、分かった。1話2分の作品として初めてテレビシリーズ化され、全世界169カ国・地域(3億5000万世帯)で視聴可能な世界最大のキッズ向けチャンネル「ニコロデオン」の全米ネットワークで放送される。
 「どーもくん」は平成7年にBS放送10周年を記念し誕生したBSイメージキャラクター。うさぎの「うさじい」、いたちの「たーちゃん」などの登場キャラとテレビ放送にまつわる日常生活の喜怒哀楽を表現したファンタジーストップモーションアニメと呼ばれる、人形を1コマずつ動かしてコマ撮りする手法で撮影されている。
 テレビ型の身体とほのぼのとした性格設定が子どもたちを中心に人気となり、16年4月からはNHK全体のイメキャラに“出世”した。
 製作のNHKエンタープライズによると、昨年のカンヌ国際映像見本市で5分間のパイロット版を上映したところ、10カ国から自国で放送したいとのオファーがあり、このほど米国ニコロデオンとの契約が固まった。
 「どーもくん」は現在まで30秒×35本のテレビスポットが製作・放送されたが、シリーズでは新たに26本を製作し、今年10月から全米で「DOMO」のタイトルで放送される。国内の放送は未定。(サンケイスポーツ) - 4月14日8時2分更新

ひっそりとオフィシャルのメルマガを読んでるぐらいのファンなので、このニュースはちょっと嬉しい。
のん気なイメージのどーもくんだが、実は結構悲しい出自を背負っている。昔々どーもくんの一族は沢山いて、毎日のんびりと暮らしていたのだが、ある時リンゴのなる木を発見し、美味しそうなので食べてみたところ、彼らはたちまち眠くなり、そして二度と目を覚まさなかった。偶然リンゴを食べなかった者たちは取り残され、途方にくれて、山の奥へと姿を消す。やがて氷河期が来て、生き物は滅び、卵の中に残っていたのが現在のどーもくんである。この顛末は、「どーもはじめてものがたり」として映像になっている。
ここに聖書に基づいた寓意が込められていることは明白だが、このエピソードが「リンゴが嫌い」と言うキャラ設定に合わせて考えられたものなのか、それとも最初から用意されていたものなのかは、よく分からない。