十四代の何か、雑賀 純米吟醸

日本酒の話です。
十四代表参道ヒルズはせがわ酒店に入ったところ、カウンターで飲めると言うことで一口だけ飲んだ。600円。流石に美味かったが、そもそも売っていない、売っていても高い、だったら他の酒を探しますよ、と言う酒なので、うん、美味しいね、で終わりである。確かに非の打ちどころがなさそうな酒であるが、自分の選択肢には入らない。純米吟醸だったか大吟醸だったか何だったかも特に覚えていない。
雑賀(さいか)は以前より気になっていて(梅酒が人気ですよね)、純米吟醸の一合瓶が売っていたので買ってみた。ラベルが異様にカッコイイのだが、調べてみたらこれは40年ぐらい前に使っていた寿司酢のラベルを復刻したものらしい。はっとするような色合いが緑色の瓶に映えている。素晴らしい。一升瓶もこのラベルにしたらいいのにと思う。夏になると日本酒を飲むのがダルくなる場合があるが、この酒は冷やして夏にも美味しい。何とも言えない庶民的なすっきり感があり、非常に好感の持てる味である。とにかくすっきり。はいリンゴ味ーみたいな酒にも飽きたし、古酒っぽいお酒も夏飲むのにはダルいよ、と言う人に強く薦める。