試聴したCD 「The Very Best Covers Of 有頂天」

参加アーティストも選曲も、そもそもこんなCDが出ていたこと自体知らなかったので、試聴機で見かけたときには喜びました。超メジャーとか超大物の参加はないけれど(オーケンぐらいか)、有頂天が持つニューウェーブな味わい、似非パンクな味わいを一応はカバーしきった人選で、なかなか良いと思った。
ニューウェーブの正体は(少なくともそれを構成した成分の一部は)カルチャー野郎のための言い訳がましいアイドル歌謡だったとも言えると思うのだが、そんなムードを躊躇なくトレスして見せたモトコンポ、ファンの記憶をくすぐる見事なサンプリングを披露したホンダレディなどが心に残った。ロリータ18号など、有頂天のパンクサイドをカバーした人々も良い線であった。
しかしケラって良い声してるよな〜。