奇怪音

本屋をウロウロしていたら、精密なモーターが回るような奇妙な音が断続的に聞こえてきた。音源は見あたらなかったが、位置としてはちょうど目の高さぐらいであり、自分の動きについて回る。
SFに出てくるようなプロペラ型のスパイロボットみたいなものを思い浮かべたが、その正体は自分の鼻息だった。