連休その1

友人の誕生日祝いに、近所のレストランでご飯を食べた。
前に勤めていた職場と密接な関わりのあるレストランで、色々思うところがありすぎて正直あんまり行く気がしない場所なのだが、店構えは綺麗だし料理も美味しい。したがって、こうした日には選択肢にのぼる場合がある。
お料理はあまり偉そうではない感じのフレンチで、コースを注文してもフォークやナイフが隊列を組んで順番待ちをするような事態にはならない。カゴに入ってるのを適当に取って使う。お値段は真ん中のコースで3800円、色々あってお一人様5000円ぐらい。心根も現状も万全に貧乏な人生なので決して嬉しい価格とは言えないが、そんな自分でも高いとは思わなかった。
コース料理なんて滅多に食べないけれど、原理的に早食いできないところが最大の美点であろうと思う。気持ちもゆっくりするし、会話も弾む。レシートの打刻を見たら3時間近く経っていたが、あっという間でした。
丁寧なレストランなので、お会計の時にはシェフがやって来て直々に見送ってくれる。悲しいことに完璧に顔を忘れられていたが、何となくそのままでいい気がしたので指摘も言及も自己紹介もせず、ご馳走様とだけ言ってそのまま帰ってきた。美味しゅうございました。お金持ちになりたい。