今日買ったCD

音楽

澄んでいながら響きの豊かな、暖かみのある録音が素晴らしいなあ、と言うのが第一印象だった。若干やり過ぎている感もあるが、音色で聴かせる空気公団というのは新鮮で、本当に聴きほれてしまった。空気公団は変わっていないようでどんどん変わっている。自閉的なユートピア志向が鼻についた時期もあったけれど、いまや色々なものを振り切って、恐ろしくスパルタンに、誰に誉められもしないのに、音楽の闇のようなものをひたすらに凝視している。
全然関係ないけれど、ダイナソー（じゃなくて、今はJ+theFOGか）とかマイブラが好きな人は空気公団も好きなのではないか。Jやケヴィンはギターで、山崎ゆかりはピアノと歌声で、渦巻く何だか分からないものを凝視し続けている。「あざやか」で感じた凄味は嘘じゃなかった。この人たちは、凄いです。
気になって調べてみたんだけど、エンジニアの中村文俊氏って、スガシカオのアルバムとか手がけてる人なのね。スガシカオのCDって、超ハイファイな音と暖かみのあるアナログっぽい音が縦横無尽に敷き詰められてて、常々普通じゃねえなあ、と感心してたんだけど、なるほど。凄いわけだ。