池袋の映画館9館が団結、「池袋シネマ振興会」発足

eiga.comより。
「文化の風薫るまち としま 映画の街 池袋」を目指して だそうです。

生活圏が変わってしまって(無職になった)すっかり足が遠のいてしまったけれど、池袋はとても愛着のある街です。駅前の狭い範囲に色々揃ってて便利だし、何よりも庶民の街という気安さが好きです。サンシャイン60も生えています。白い巨塔だって生えてます。巨塔は東口を出て左を向くと見えます。その正体は焼却炉の煙突です。俺は多少のゴミや多量のジャージ野郎なんかにはメゲない。
都会派の若者の間では池袋をブッ叩くとレベルが上がると言う迷信が未だに広く信じられているようで、池袋と聞くと条件反射的に「池袋は東京じゃないから。埼玉だから」と反応するのが彼らに共通する詰まらんルーチンです。まるでロボットです。張りついた下衆な微笑みまで紋切り型です。比喩的には100%正しいので特に反論する気も起こりませんが、何となく「早く巣にお帰り このアーバン野郎」と言いたくなります。いや、確かに汚い街だしドンくさいし僻地と言えば僻地だし、多少のゴミや多量のジャージ野郎に嫌気がさすのは正常な人間の感性だと思うし、だからこれは俺の虚しい遠吠え。ホー。いけふくろうはそんな故事に基づいて建立された。嘘だけど。俺の徹底した負け組思考は全ての権威に大いなる憎しみを照射します。六本木ヒルズバベルの塔です。サンシャイン60は好きです。ワールドインポートマートとか人っ子一人いないから休日でも。
項題と内容が一向に噛み合いません。池袋の映画館9館が団結したそうです。池袋の映画館は客層が最悪なことばかりが世に轟いてますが(60通りのHUMAXは突出してヒドい)、映画の本数的にはかなり恵まれた地域です。アニメ映画やアイドル映画、無惨な保証興行等、ある種のジャンル映画の根城としても知られています。テアトルの魔力です。9館全部がテアトルムードに染まってガリンペイロ祭りとか開催し始めたら恐怖ですが、是非ともこれを良い方向に活かし、池袋を「映画の街」として定着させて欲しいものです。旧作の特集上映とか素人映画でもブッキングできる余裕(←良く言えば)があるのが渋谷とは違うところ。地理的に見ても映画祭が開催できるぐらいの利便性はあるのだから、この試みが良い形に結実することを願って止みません。
毎月29日にフリーペーパー「buku」を持参すると映画を1000円で見られるそうだよ。妙にハードル高いな。でも麻生久美子インタビューとかも載ってるみたいだし、内容は結構面白そうだ。機会があったら貰ってみよう。