輸入権問題についてレコード屋に聞いてみる
id:k_turnerさんの「子供騙しの猿仕事日記」より。
タワレコ、HMV、ユニオン、レコファンの四社に、輸入権問題(→☆)をどう思うか聞いてみると言うレポート。とりあえずタワレコとHMVから返答があったそうです。
うーむ。タワレコの回答を読んでみて思ったけど、実はあんまり困らないんだろうね。仮に法案が成立しちゃっても。輸入盤への依存度が比較的高そうなユニオンやレコファンあたりになるとまたちょっと違うのかも知れないけど、可決されて即刻スゲエ困る状況が生まれるとも考えにくいし、またたとえスゲエ困る事態が想定されたとしても、なかなか声高に「反対です」とは言えないんじゃないかと思う。卸とかレコード会社に意地悪されるかも知れないし。状況は極めて暗黒だ。amazonとかの通販業者はどう思ってるんだろう?もしかして輸入権で困るのって俺たち消費者だけ?寂しい。恐怖だ。
それでも危機感が持てない人へ。予測される未来を少々書いてみます。
- 日本盤からボーナストラックが消えます。
- 無駄にカタカナ表記の背中を眺めて苦い気分になります。
- 逆にボーナストラックが不要でオリジナルの収録曲を重視したい人からも選択肢を奪います。
- 紙ジャケットの米盤が羨ましくなっても買えません。
- 1000円程度の価値があるらしいペラペラのライナーノーツが相変わらず頼んでもないのに封入されてきます。
- ライナーは「助けて助けて助けて助けて」と書いてあるだけの無意味なものかも知れませんが回避できません。
- 音盤は漏れなく謎暗号が刻まれた謎円盤仕様で発売されます。CDが欲しくなっても日本では買えません。
- 初回特典として意味もなく封入される魚武や椎名林檎のメッセージにも耐えねばなりません。
- 更に未来になるとそういうのすらなくなって、ダイソーの廉価CDみたいな安パッケージになる可能性があります。
- 歌詞カードと見せかけて片面印刷の紙っぺらが一枚。でも3000円。
- ジャケットは矢沢あい。
- ボーナストラックとして聴きたくもない日本人アーティストの曲が強制的にフィーチャーされる可能性があります。
土地とかに手を出して倒産しないかなあ。エイベックス。