日本女性「自分は他人より劣る」 4人に1人も

容姿:
日本女性「自分は他人より劣る」 4人に1人も

 日本の女性は謙虚? それとも正直?−−。英国とオランダに本社のある生活用品メーカー「ユニ・リーバ」が、世界10カ国の女性計3200人にアンケートしたところ、日本では「自分の容姿は他の人よりも劣っている」と考える人が4人に1人と、他国に比べ際立って多かった。
 調査は昨年2〜3月、米国▽カナダ▽ブラジル▽アルゼンチン▽フランス▽英国▽イタリア▽オランダ▽ポルトガル▽日本−−の18〜64歳の女性を対象に、米ハーバード大、英ロンドン経済大の協力で行われた。日本での調査対象は300人。
 日本は全体的に、自分に対する評価が低い。外見的魅力に満足している人は、各国平均の37%に対し14%で、大きく下回った。「自分の外見を表すのにふさわしい言葉」として「かわいい」「美しい」を挙げた人は0%、「魅力的」もわずか2%だった。
 一方、ブラジル、アルゼンチンでは、半数以上が自分の外見的魅力や美しさに「満足」と回答。米国やカナダ、イタリア、ポルトガルでも4割が「満足」と答えた。イタリアでは17%が自分の容姿を「かわいい」、英国では20%が「魅力的」ととらえていた。
 日本顔学会副会長を務める大阪樟蔭女子大学の村澤博人教授(顔・化粧文化論)は「日本女性はファッションセンスもメークの腕も、自信を持っていいレベル。それなのになぜ、自分を肯定的にとらえられないのか」と嘆いている。【國保環】
毎日新聞 2005年5月7日 10時19分

「4人に1人が容姿に自信がない」と言うのは率としてはむしろ妥当ではないかと思うのですが、そう思うのは私がガチガチに日本人的な感性の持ち主だからなのか、それとも容姿がさだまさし似だからなのか、いまいち判然としない。べつにどっちでもよい。