高槻市の「無防備・平和都市条例」

思い出し笑いより。高槻市で配られてるチラシだそうです。面白い。

TBSラジオで「ちはるのハート無防備」って番組がやっていて、これが結構面白かったのです。コサキンの前の時間にやっていたこともあって実に愛聴していましたね、あれはもう10年も前のことになるのですね。
などとふと思い出したのですが全然関係ないですね。
話題を元に戻しますが、高槻市の「無防備・平和都市条例」ってのはつまり、「戦時下にあって我々は無防備ですよと宣言しとけば国際法によって攻撃が禁じられるらしいので、いっそ無防備宣言」と言うお話なのですが、色々調べれば調べるほどボコボコと穴だらけで大変のようです。リンク先で紹介されている無防備地域宣言運動への反論に詳しいですが、そもそも無防備宣言が可能なのは該当地域を無防備化することのできる「適当な当局」のみ、要するにその地域に駐在する自前のいろんな武力に対して「撤収!」と命令して実際に撤収させられる当局のみ、なんであって、そんなことは自治体には当然無理なわけで、仮に条例として制定されちゃっても実行不可能なんですね。
単に「平和っぽいから」と言う直感によって(何か企みがあったりしたらそれこそ最悪なのですが)、実効性とか妥当性とかを一切検証しないままチラシまでワンサと刷り上げちゃって、無意味な(と言うか結構危険な)条例を本気で通しちゃおうと画策する人たちの高いモチベーションに、我々やる気ない一般市民は果たして太刀打ちできるのか。できません。困ったね。
関連:サンケイVS.無防備マン

躊躇なくデマゴギー認定を行なうサンケイ節も流石ですが、無防備マンの「本来の私の目標は…この世界に無防備地域を作ることなのです!」の常軌を逸した愉快さは一体どうだろう。笑いの神が降りている。