神亀 ひこ孫 純米

日本酒の話です。原料米は山田錦精米歩合55%。酒造米の王様とも言われる山田錦の中でも、特に優れた一俵4万円と言うとんでもない米を使っているとか読んだ本に書いてありましたが、一升わずか3150円。神亀はやはりマッドだ。「ひこ孫」は先日飲んだ「神亀 手作り純米酒」のお兄さん格にあたるラインで、原料や熟成期間のグレードが若干高い。「ひこ孫 純米」は3年熟成。で、味ですが、これはもう旨すぎるとしか言いようがない。いわゆる吟香はなく、口にすると炊きあげた御飯のような甘味、卵の卵黄のような旨味、うっすらと蜜のような香りが鼻に抜ける。そしてアルコール飲料とは思えないほどトロリと飲み口が良い。日本酒の香味に「悪酔いしそうな感じ」を持っている人は多いと思いますが、神亀はちょっと次元が違うので見つけたら買ってみると良いでしょう。とにかく本当に旨い。