深澤直人がデザインした腕時計

どこかを巡回していて知りました。随分前の話(2005年の秋頃)なんだそうですが。
±0のスベスベマンジュウ加湿器au市松模様携帯電話などのデザインで有名な深澤直人が、ISSEY MIYAKEの腕時計をデザインしたそうです。この人ってプラスチックの美しさを出すのが上手ですよね。プラスチックを金属の代用品として考えていない。こういう人にカメラのデザインとかやって欲しいのだけど。たとえばオリンパスあたりで、フィルム版μの最終機(XAの後継機でもいいですが)とかやってくれないかなあ。

バンドの材質はウレタン加工した牛革。本体部分は金属かな?わかんない。文字盤外縁を12角形にすることで、インデックスも何もかも省いてスッキリシンプル。だそうですが、置いてある写真がことごとく3時なので視認しやすいのかしにくいのか全く想像できない見事な商品紹介となっています。まあ秒針のない腕時計ですし、視認性とか精度とかを気にする時計じゃないってことなんでしょう。それと「ISSEY MIYAKEというブランドには単純で強くはっきりとした主張が似合っている」だそうですが、たとえば±0とかコムサとかギャルソンとかの銘で腕時計を作れって言われていたら、これと違うものが果たして出たのかどうか?怪しいよな〜。などと偉そうなことを書いた僕の使ってる時計はこれです。

よく「500円ぐらい?」と本気で間違えられますし、また自分でもよくそう思います。画像を見ると「シンプルでいいじゃない!」とか思われるかも知れませんが、針とインデックスにプリントされている蛍光塗料が実際はもっと悲しい蛍光グリーンで、はっきり言ってオッサン臭いです。マットな光沢をたたえたベルトも最初は悪くないですが、半年も使っていると白っぽい傷が増えてきて貧乏くささが際立ちます。
手首が変に細く、また腕毛がジェロニモ状ですので、基本的に腕時計が似合うわけもなく、ベルトの構造によっては腕毛が挟まって痛いです。腕時計なんて嫌いだ。とは言え働いてた時はやっぱり必要だったんだよなあ。そう言えば無職になってから一度もつけてないや。
などとウダウダ書いていたら、なぜか腕時計を装着したくなってきた。