平沢進「白虎野」に込められた寓意っぽいもの

タイ界隈に物凄く執心していた平沢進が「白虎野(ASIN:B000E0VQK4) 」ではどうしてベトナムなのか、と少し気になって調べてみたところ、ベトナムには「ホワイトタイガー油田」と言う油田があるのだった。そう言われてジャケットを見てみると、確かにこれは油田かも知れない。で、もうちょっと調べてみたところ、これらの油田を巡っては

みたいな(かなり陰謀論めいた)ストーリーがあったりもするらしく、平沢進がこのあたりの情報から着想を得ている可能性もなくはない。すなわち破滅的蒙昧さからのコペルニクス的転回点としての「白虎野」、と言うファンタジーである。
ピークオイル説への懐疑と言うのは意外にトンデモな意見でもないらしく(→/)、その政治的意味は一旦置いておくとしても、何と言うかちょっとしたロマンではある。しかも平沢の好きそうな。するとM5の「水脈」とはメタンハイドレートのことかも知れない。あータービンが回るわ。
外部から見るとどこからどうみても電波にしか見えないのが平沢ファンのつらいところである。