お銀座ファイブ

富士フォトサロンは、「銀座ファイブ」というビルの中にある。

まあ、こんなような趣向のビルである。来るたびに思うのだが、この建物の昭和的な胡散臭さを今に残した感じと言うか、説明できない呪術めいた空気感が俺は非常に苦手で、歩いてるだけで毎回うなされそうな気持ちに陥るのだった。
何かに似た感覚だと思って考えてみたところ、寂れた観光ホテルの土産物屋で売っている木彫りの人形とか、誰も食べたくないのに売っている月餅の表面とかが発する呪術っぽさに非常に似ている。こわい。