CISCOの経営母体が業務廃止/サイトはメンテ中

2008/11/02
国内アナログレコード小売り大手のCISCO RECORDSが倒産か。
日本国内でアナログレコードショップや販売網を展開していた老舗のひとつ、CISCO RECORDSが倒産した模様。
ここ数年のCDはもとより、アナログレコードの販売不振が続く状況から、CISCO RECORDSは昨年12月にすべての実店舗を閉店。今年はオンラインを中心とした通信販売で営業を続けていたが、現在はウェブサイトがサーバメンテナンス表示のみとなっている。CISCO RECORDSの経営母体である株式会社シスコ・インターナショナルは10月31日付けで「業務廃止」を掲示、改めてアナログレコード受難の時代を印象づけることになった。
同じくアナログレコード販売で有名なMANHATTAN RECORDSを運営するLEXINGTONも一時経営難から昨年11月にハウス店をクローズするなど業務内容を刷新。また渋谷のレコードショップHome Bass Recordsも今年初めに実店舗を閉店、中古レコードを扱っていたSounds of Blacknessもクローズなど、アナログレコード販売の不振は深刻な状況にある。(NOTRAX)

中古アナログレコードの市場は、かなりの部分がネットオークションに移動してしまった。落ち穂拾い的な収集や、名盤や貴重盤の探索はオークションの方が全然楽だけど、「どこそこのレーベル周辺の音楽が気になる」とか、「こんな感じの音楽は他にないかいな」とか、自分で新しいものを探し始めたとき、ショップのお勧めを頼りにできないと言うのは、かなり寂しい。