THE PASSION OF THE CHRIST、驚愕の興収

 「パッション」、Box Officeで奇跡を起こす (2004/02/27)
 公開前から様々な物議を醸してきたメル・ギブソン監督・製作による問題作「パッション」の公開初日の速報記録がまとまった。それによると、月・火の先行分も含めた興収はなんと2660万ドル(約29億円)にも達したとのこと。水曜日単独では2360万ドルを記録し、水曜日のオープニングとしては歴代5位という快挙となった。上位を占めるのが「ロード・オブ・ザ・リング王の帰還」(34.3M)、「スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス」(28.5M)、「ロード・オブ・ザ・リング二つの塔」(26.2M)、「マトリックス レボリューションズ」(24.3M)といった続編、エンターテインメント大作であることからもその偉業ぶりがうかがえる。作品はキリスト最後の12時間を描いたもので、そのセンシティヴな内容からメジャー系配給会社が及び腰となり当初アメリカでの公開がなかなか決まらず、最終的に新興配給会社ニューマーケット・フィルムによって独立系としては異例の大規模公開が実現した。日本での公開は5月の予定。

ほんとかよ。どうなってんだこりゃ。興収も凄いけど、よくよく見ると公開館数もとんでもないことになっている。1月の報道では「独立系配給で全米2000館公開へ!」で大騒ぎだったのに、最終的な公開館数は何と3006館!参考に書いとくと、ワーナーの「ラスト・サムライ」で2908館。同じく全米・第一週の数字でコレ。非メジャーでコレですよ。いかに普通じゃないかが分かる。宣伝費用とかも天文学的数字ですが、この金は一体どこから湧いてきたんだろう?メル・ギブのお小遣いから捻出されたのか?
まさに奇蹟だ。
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