「コンスタンティン」を見た

キリシタン・アクション超大作。悪魔が出てきてアクション超大作と言うと、何となく画面がセピアがかっていたり、路上を歩いていると警告とともに悪魔が襲いかかってきたり、聖書のトンデモ解釈が事件の手がかりになったり、悪の親玉がヒロインに何か孕ませようとしていたり、終盤で主人公が一旦死んだり、何でこんなにも毎度毎度同じようですか?と問いつめたくなるようなものであることが多いですが、この「コンスタンティン」もやっぱり同じようであり、多分これはもう模倣とかパクリとか想像力の貧困さと言う問題ではなくて、我々非キリシタン文化圏の野人たちには計り知れない、一種の好ましいお約束や様式美が存在しているということなのでしょう。
コンスタンティン」は基本的にそれらの様式に忠実な映画ですが、それ以外の付加的な部分でハリウッド映画の常識を物凄く愉快に踏みにじっており、むしろそれが見どころです。このゲーム感覚とユーモアは面白い。暇つぶしにどうぞ。