米国産牛肉の輸入が再開されます

狂い牛の輸入が再開されるようです。

輸入解禁12日にも決定 米国産牛肉、2年ぶり、政府
 内閣府食品安全委員会は6日、牛海綿状脳症(BSE)の発生で停止している米国産とカナダ産牛肉の輸入再開を容認する内容の答申案について、8日の定例会議で最終審議すると発表した。同日中に厚生労働省農水省に答申し、政府は12日にも輸入解禁を正式に決定する。
 解禁決定を受け、早ければ年内にも米国産が日本市場に入る。安全性に対する消費者の不安が根強い中で、米国産牛肉は2年ぶりの輸入再開になる。
 答申後、政府は米国やカナダと輸入条件について最終調整し、輸入再開を正式決定。その後、専門家を米国に派遣し、日本向けの食肉処理施設を視察する。また各地で国民向けの説明会を開く。
共同通信) - 12月7日0時16分更新

おおこわい。「騒ぎすぎだ」とか思う方もいるとは思いますが、きっこさんのきっこのブログより。

ますますこわい。marikoさんのBSE&食と感染症 つぶやきブログより。

うわーん。
こうしたノーガード戦法的な危機管理って効率がいいんでしょうね。サンプルケースは既に英国にありますし、現在のエラい人たちにとって費用対効果が最大になる方法がこれだったのでしょう。一方で未来の被害者になるかも知れない我々としては、「いやーブッシュも小泉も豪快だなあ」とか言ってる場合では全然なく、「やっぱり危ない肉は売れねえなあ」的な結果を何としてでも出さねばなりません。不買運動を叫びながら道路をネチネチ練り歩かなくとも、スーパーや外食先でチマチマ抵抗すれば多少の効果はあげられるはずです。タイ米だって全然売れなかったんだから!
しかしあれですね。近年の外食産業のドラスティックな低価格競争って、単に「デフレ」だけが原因じゃなかったんだなあと改めて気づかされた愚かな俺ですよ。中には糖蜜飼育みたいな不可思議な技術革新によって実現された低価格も沢山あったはずであり、何も疑問に思わずに牛丼をドカドカ食べていた俺は全くおめでたかったわけであり、何かもう最近イライラするし物忘れが激しいし後ろ足で立てなくなってきた。こんな冗談も怖いだけで全然面白くない。かなしい。
世間を行ったり来たりしているコストの多くは、もはや専門性と言う名のブラックボックスに突入しています。我々一般人の知識や想像力の圏外で、ほとんど怪物のように蠢いています。無知な我々はそれに直感で立ち向かうことしかできないわけですが、全てが一斉に腐りきらないかぎりは比較という手段が(ある程度は)成り立つはずですし、稀に専門家が本当のことをコッソリ教えてくれたりもしますので、そうした勘とか情報を大事にしつつ、安穏と長生きしたいものですね。