純米 日高見 (山田錦60)、酔鯨 八反錦60 純米など

日本酒の話です。引き続き色々ちまちまと飲んでおり、以前にカップ酒で飲んで絶賛した平孝酒造の「純米 日高見 (山田錦60)」を一升瓶で買い直すなどしておりました。まずはこのお酒の感想から。酒販店の保存は日光の当たらない常温、製造月日は2005.11。
まず問題点から書きますが、このお酒は燗が不味い…。カップで飲んだ時には全く試さなかったので分かんなかったんですけど、「ここまで崩れる酒があるのか!」と感心するぐらい味の組成が変わります。冷やでは旨味と感じたある種のエグ味や粉っぽさが一気に全面に出て、正直とても飲めない。やってもぬる燗が限界だと思います。
燗上がりするお酒が偉いとは思いませんが(と言うか俺は冷蔵推奨の吟醸酒の価値を全肯定してますが)、たとえば「鷹勇」なんかが絶賛される理由が分かったような。鷹勇のお酒はどんなに無茶苦茶に扱ってもどんな局面でも常に美味しい。
とは言えこの「日高見」も、常温での美味しさには素晴らしいものがありますので、燗をつけない派の人には強くお勧めします。ホワイトソースのシチューとは抜群に合いました。食べ物とのナイスな組み合わせを更に発見できれば、また買う気がします。
その他「不老泉 山廃特別純米」「郷乃誉 純米吟醸」「吉乃川 純米」など飲みましたが、酔っぱらった状態で飲み干してしまったため何も覚えていません。全部美味かったけど何がどのように美味かったのか覚えていない。こういう飲み方をしてしまうとその後に何も活かせずとても悲しい。一番最近に買ったお酒は「酔鯨 八反錦60 純米」ですが、普通に美味しいわりに妙に減らない。ちょっと重たいらしい。うーむ。好みのお酒を探すのに行き詰まっております。