カーネーション「ROCK LOVE」@SHIBUYA-AX

カーネーション単独ライブ「ROCK LOVE」に行ってきた。SHIBUYA-AX(どうしてSHIBUYAまでローマ字なのか)には行ったことがなく、座席指定だとは思っていなかったため、いつも一緒にライブに出かける友達とは見事に席が離れた。
チケットが7000円と高額であった。しかしAXはプレハブ的構造ながらも(最近新しく出来るライブハウスって全部そうですよね)なかなかに立派な建物であったし、スタッフの配置も多く、全体から見れば非常に快適であった。
会場に入ると、セットの威容にまず驚いた。聞いてはいたが、本当に11人編成で演奏するらしい。開演前のBGMが凝っていたので、誰かがDJに来てるのかしら、それともAXには専属のDJがいたりするのかしら、と思っていたら、ムーグ山本氏だったそうだ。豪勢ですね。700席ぐらいと思われる席はほぼ満席で、たまに歯抜けのように空席があったものの、それは遅刻者の席で、要するに見るかぎりは満席なのだった。ただしAXには2階席もあり、そこの様子は分からなかった。
ライブが始まるとゾロゾロとメンバーが増殖し、本当に11人になった。カーネーションセロファン西池(エロダンスのDVD鑑賞にハマっている,g)、長見順(ジャパニーズ・サケにハマっている、スカートのスリットが腰まであった,g)、渡辺シュンスケ(カーネーションがいつもお世話になっている,key)、スリルホーンズ:ロベルト小山(早起きにハマっている,sax)、平田直樹(バッハにハマっている,Trumpet)、小泉邦男(貴重なトロンボーンヤフオクで5万円で競り落とした,Trombone)、鈴木桃子&武田カオリ(ご両人とも子育て真っ最中,cho)と言う大所帯。EDO RIVER〜boobyな時代に近い編成だけど、よりマッシヴで自由な印象。緻密な構築性と野放図なソウルが異常な噛み合い方を見せていた5人時代最盛期や、リズム隊が怪物化して以降の最近のカーネーションと比べると若干ピントが甘く見える感もあったのだが、大所帯ならではの音の厚みやアフロな多幸感は楽しくて良かった。セットリストは途中まで必死に覚えていたんだけど途中から覚えきれなくなり、その内ごちゃごちゃになってここに記せるほどではなくなってしまった。ごめんなさい。
「ジェイソン」やるかなーと思ってみていたのだが、やらなかった。残念。