先行者が本当のことを言い始める時代が来つつある

いわゆるクリエーターとかアーチストとかメディアが抽出してこしらえあげた人ではない我々蒼氓一般の誰かが、壮年期や老年期の本当のことを言い始める時代がいずれ来るだろう、と思っていた。もちろんインターネットによって。そして、やっぱりそれは来つつある。
我々は順番に死んでいく。
何十年かあと、ブロガーの第一世代が死にさしかかるとき、「今までの老人は誰も言わなかったけど、老後の人生の惨めさは想像を絶しており、人生の本質は地獄のような空しさであることが分かった」みたいな身も蓋もないことを次々に書き出して、ネット上の言論が人生に対する怨嗟の念で埋め尽くされ始めたら、怖い。というか、そういう悪夢を見たことがある。